日本海からも太平洋からも遠く離れた山間の町が、大館市です。
人口は減少の一途で、かつて7万5千人都市で秋田県第2の都市でしたが、市町村の合併が
進み現在は県内、現在は6万9千人となり県内13市の人口では5番目の市になります。
しかしながら、生活圏の実態はもう少し広くて、小坂町(4700人)北秋田市(30000人
弱)を合わせた10万人規模が実質の人口生活圏になります。 これは、同じ秋田県の中に
はあまり見られない現象です。
13市の内人口が3万人以下の市は7市ありますので、秋田市、能代市、大館市、横手市が
元々の都市で、大山市、由利本荘市は合併による都市です。 なお現在は横手市が人口第2
都市ですが、平成17年に大規模合併をしており、4万人が11万人(現在は8万5千人)と増
加しています。
昭和~平成17年までは、大館市は間違いなく秋田県第2の都市であったと言えます。
都会の人は横手は知っていますが、大館の地名は馴染みが無いようです。 なお、合併後
でも面積では大館の方が広いです。
大館市も、隣の町を吸収したので面積はだいぶ広くなりました。
全国で、39番目(913㎢)の広さがあります。 秋田市、盛岡市、仙台市、京都市よりも
広い面積となっています。 東京23区の面積は627㎢ですから、23区の1.5倍くらい広いの
です。
大館市はビジネスホテルが多いです。
大館市は秋田市からは遠くて(列車特急で1時間半程度)、どちらかといえば青森県の弘
前が近いです。
近いといっても50キロ以上ありますが。 横手や湯沢、由利本荘は他県のような感じがし
ます。 それほど離れています。
何をするにも、泊りがけで来る必要があるのです。 学生のスポーツの対外試合も例にも
れず、宿泊は必須なのです。
大館市は温泉が多いです。
それが為に、自宅の風呂は全く使っていないと言う家庭も多いです。 銭湯のようなもの
ですが、200円から350円程度で入浴ができます。
お湯は基本的に熱めです。 41度から44度程度が多いです。 銭湯ですが、露天風呂が有
ると所もあります。
日本最大級のの木製ドーム(ハチ公ドーム)があります。
きりたんぽ祭りは有名です。 どこから来たのかと言う位人が集まります。
スーパー、コンビニ等駐車場が広いです。
普通のコンビニでも30台は余裕。 スーパーだと、数百台の所も普通にあります。
昔の商店街はシャッター通りになっているので、日常の買い物はスーパーで間に合いま
す。
大館市は、かつての城下町です。
城は焼け落ちて無く、城下町の面影は地名でしか知ることはできません。
市役所は、かつての城跡である高台にあります。
大館市は、北秋田地方の中心都市です。
秋田の北の認識はだれもがそう思うところ。秋田以北での中心都市というスタンスは変わ
りません。
現在の大館市は人口も少なく産業もない極々普通の町なのですが、 繁栄期の大館を知る
人は、違った感覚で町を認識しています。
ネットでこんな記事を見つけました。
大館市のある北秋田地方を都会に例えると、大館市は東京、隣町の鷹巣は群馬との記事が
ありました。 ビルもマンションもありませんが、
地元の感覚を良く言い当てていると思います。 田舎ではありますが、田舎ではないと言
う感じがある町です。
余りにも的を得ていて、訂正のしようがない順位付けです。
飯田川とは、現在の潟上市飯田川。
※ 匿名記事はネットより引用
半世紀前のことですが、上京してきた母が「すごい田舎」と当時住んでいた世田谷区の桜
上水を揶揄していました。
近年埼玉県や千葉県に住もうと物件を探した時期がありましたが、あまりの田舎に驚きま
した。
沿線沿いの町は不便で、それこそ未だに昭和と感じました。
それを鑑みても、「大館は東京」というのは、強ち間違いではありません。
過疎が進む山間の町ではありますが、バリバリの田舎かと言うとそうでもない。
それが大館市というところです。
大館大文字。 今年はコロナ禍で、大文字焼きは中止に。
市内の中心を流れる長木川。 米代川は、市外を流れます。
全長220メートルもの長さの売り場を持つ、スーパー総合施設。
秋田県内22店舗、青森県内5店舗
の27店舗を有するスーパー及びショッピングセンター。大館本社。
北星ボウルアネックス
都市でなければ無い施設が、ボウリング場。
秋田県の施設は、秋田市等4箇所、能代二箇所、大曲一箇所、大館市一箇所の八箇所。