365日観察日記 無理にカラスを追い出さない
ずーっと観察していて、カラスがスイカを狙わないのはなぜかと思っていましたが、 数日
前から、カラスがスイカを食べるようになりました。
まずは網の掛かってないスイカを、食べています。 実は、この網の掛かってないスイカは
点在していて、農家のおばちゃんに家内が聞いたところ転がっているスイカは、カラスの
ための物だそうです。 網がかかっていると、カラスには何かと面倒で敬遠されるらし
い・・・。 それで、網の近くにスイカを放置するのです・・・。
恐らく、カラスもそのことは知っているらしく、時期が来ないとスイカを本格的に狙わな
いのです。 正に、時期が到来したと言うことですね・・・。 しかし、不思議なことに
スイカを食べるのは二羽だけです。いつものカラスだと思います。
他の四羽は、スイカには目もくれません。 農家の人も近隣の人も、口をそろえていう事
は、カラスを追い払ったら仕返しされたと言うことですね。 出荷前の袋に穴を開けられた
り、車にふんを掛けられたりしたそうです。 顔を覚えられるので、 何もしないのがいい
と言われました。 スイカの放置と、野菜の放置はカラスのためなのですね・・・。 動物
と言うのは、飼い犬でもそうですが、一旦与えられたものは死守しますね。 飼い主も敵
になります。それで昔、愛犬を随分叱りつけたことがあります。 しかし、もらったもの
は自分の物なのですね。これはカラスも同じで、畑を見ている分は人間の物・・・。 一
旦畑に入ってしまえば、自分たちの餌に なってしまいます。 人の餌をなんだよー、と言
うことになりますね。 極めて動物的なのです・・・(^^♪。そういう訳で、カラスを畑か
ら追い出したい気持ちをぐっとこらえて、見守っています・・・(-_-;)。 畑から出ると、す
ぐ近くの電柱に止まりますが、直ぐに毛づくろいを始めます。 恐らくにこれは、敵意でな
い事のアピールではないかと思います。 毛づくろいは鳥にとって最も、リラックスした
行動じゃないかと思うからです。