白鳥が飛来しました。 近くの田んぼで10羽が一日中過ごしていました。 当市は秋田県でも有数の白鳥飛来地なのですが、
過去の鳥インフルエンザの影響で餌やりが禁じられたため、飛来数は激減…(-_-;)。 数羽、もしくはゼロまで落ち込んでいました。
当地は最内陸部であり、盆地であり河川もあり田園も多いことから選ばれるのかなと思います。
日本海側からは離れているので、なぜここなのか・・・という疑問は常にありました。 越冬地は、米代川(長木川)に沿って三か所。
東能代、二ツ井、そして当地となっています。 県内では県南の雄物川(皆瀬川)にも越冬地がありますが、ここも内陸部です。
白鳥は水藻や稲穂(米)などを食べますので、田んぼは好都合なのですね。 下の写真は飛来した田んぼですが、住宅地からは
やや離れています。 すぐ上は道路でひっきりなしに車が往来していますが、全く意に関しないようです。
米代川は鹿角市から流れてきて、当地の長木川と合流し
能代市から日本海に流れます。
この3か所がどうやら好都合なのでしょうね。
皆瀬川が雄物川と合流する地点、十文字町も飛来地になります。
後方は山であり、それ以上は行かないのだと思います。
※地図はグーグルアース様より引用
白鳥がなぜ同じ場所に飛来するのか・・・これは諸説ありますが不思議ですね・・・。 数年ならいざ知らず、数十年経っても変わらないのです。
多分にこれはDNAが形成されているのだと思います。 鮭などと同様の帰巣本能が埋め込まれているのだと思います。
過去の個体が命を懸けて飛来した安住の越冬地、それが受け継がれているのでしょう。
そこに行けば安全なのです。 驚くべき自然の驚異ですね・・・(*^^*)。
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