ツバメは見ている分は楽しいが、巣を作られたら堪ったものではありません。
ここと決めたら、その執着の凄さは半端ありません。
追っても追っても、どこ吹く風巣作りを諦めません。
熟慮に熟慮を重ねた末の好適地なので、梃子でも動かぬと言う事なのだと思います。
おいおい、そこはお前らの所有物じゃないと言っても勿論通じません。
決めたら自分の物なのです。
この執着心は、クマなどにもあります。 非常に危険です。
欲しいものは自分の物なのです。
この勘違い症候群は、人間社会にも似ていてさもしいですね。
図々しいにも程があると思います。
さて、撃退は簡単ではありません。 何せ鳥ですから。
相手には、鳥獣保護法と言う厄介な法律の保護もあります。
たとえどんなに困っても、手にかける訳には行きません。
諦めて出て行って頂くしか、方法はないのです。
巣が完成したら手を付けられなくなりますので、
巣作りのうちに諦めさせ無ければいけません。
防鳥ネットやテグスなど、対策はいろいろありますが今回はそれらが使えないのです。
巣は隣の軒下の換気口なのです。
対面の我が家の換気口も、その下は糞だらけです。
隣にしたのは、日が当たるのが理由らしい。
ご存じの通り、ツバメは空き家には巣は作りません。
虎の威を借りるツバメと言う訳ですね。
一週間を勝負期間と見ました。
何としても、この一週間で、諦めさせなければいけません。
巣作りはつがいの二羽ですが、
巣だった子ツバメが四羽位怒涛を組んで飛び回っています。
この地で生まれたのだから、始末が悪いと言えばそうなりますね。
何でやねん、と思ってるかも知れません。
所詮鳥ですから、鶏と同じです。
極めて行動は単純、それだけに諦めない。 学習能力が極めて低いですね。
と言う訳で、防鳥作戦は放水作戦にしました。
巣までは届きませんが、放水だけで逃げて行きます。
まあ。それでも持続時間は30分程度。
もう仁義なき戦いですよ。 放水でツバメがどうなる訳でもないので、
しらっと逃げては舞い戻ります。 これが二羽共々ですね。
兎に角、巣を作る時間を与えない作戦です。
普通なら半日もしないで巣は出来ますから、この作戦は多少は堪えるかなと。
夕方暗くなるまで戦いをして、真っ暗になったらまだいるのですよ。
しかもこちらの換気口の上に、仲良く二羽が。
可哀そうだけど、ここは鳥たちのお眠むのお宿ではありませんから追い払います。
しかし、バタバタして直ぐに舞い戻ります。
今度は隣の換気口の上に、、、。 これを小一時間繰り返します。 手強い。
舞い戻るのは、人間を舐めているきらいはありますね。
全く恐れませんよね。 これは、カラスなどとは大違い。
カラスは賢いだけあって、人を素直に恐れて近づきません。
やっぱ、ツバメは馬鹿だわ。
馬鹿の一つ覚えはほんとに困る。
何か、政府のコロナ対策と似てますね。
懲りない症候群かな。
人の褌で相撲を取る所も、そっくりそのままだし、、、。