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独学と言うのは、字のごとく一人で学ぶもの・・・。
これ、決して近道ではありません。 また、良い方法でもありません。
何か買ったときに、世の中には二通りの方法を取ると思われます。
まず、商品をぐるっと見回して何がどうなってるのだろうと探るのが一つ。
まず、説明書を開き一つ一つ突き合わせて使用法を探るのが二つ目。
当然のことながら、近道は後者です。
私の場合、取り敢えず使える(動く)方法をあれこれ模索します。
いろいろ考えて、どうしてもだめな場合だけ説明書に頼ります。
ありがたいことに、ピアノもネットに膨大な情報が溢れています。
楽譜に書かれてある決まり事、これは逐一検索して調べます。
何せゼロからのスタートなのです。記号も何もわかりません。
もちろん指使いも全く分かりません。
スケールなどはどのように指を使うのか、何か月も悩むことがあります。
YouTubeで模範演奏を見るのは欠かせません。
習得には上手下手関係なく全ての演奏を調べます。
何で手が開いたまま動かずに弾けるのだろう・・・、これは相当悩みましたね。
数年後、法則にやっと気づきます。
バタバタ動かさないのが運指なのだと。
ピアノの音階(楽曲も)はそのように出来ていると気づきます。
ペダルが何であるのだろう、それを使うのは二年目を過ぎてからでした。
あーっ、音が伸びるんだ・・・。
タイとスラー区別がつかず、全てにカナ振ってましたね。
行ったり来たり、の記号がわからずどこに飛ぶんだと慌てるのは日常茶飯事。
バイエル教本買っても見るだけでお蔵です。
スケールの練習は楽曲でやります。 アルペジオも楽曲で。
もちろんオクターブも・・・。
カナ振りで止まったのは、ダブルシャープやダブルフラットです。
これ何だろ・・・。 調べましたね
あと、トリルとターンの区別、その場合のシャープやフラットの場合の押さえる鍵盤。
もう大変でしたね。
何千ページもカナ振りをしたがために、音符はすらすらと読めるようになりました。
読譜に時間が掛けられないので、カナ振りはやめません。
やはり、最初から両手で引くのはやめたほうが良いと感じています。
確かに覚えるのは早くても、右手も左手もどっちつかずになってしまいます。
両方とも十分な修練がどうしても必要だと考えています。
同時にやる分、どうしてもおろそかになる部分があると思います。
つまり、何をするにも近道は存在しないと言うのが私の考えであり、行動指針です。
曲って、完成すると忘れてしまいませんか?
また楽譜を引っ張り出さなければ弾けないのではないでしょうか。
ピアノは本当に難しいです。
上達って特別な人にだけ与えられた言葉かなって思いますよ。
右手と左手が別々に動くなんて、人間業じゃないと思ってました。
本当に。
楽譜を見ながらピアノを弾くなんて、自分には絶対にできないと思っていたことです。
ですから、独学は勧めません。
ただ、そういう勉強法もあるのは間違いがありません。
もちろん、ネットでピアノのブログを毎日のように見させてもらいます。
見るもの全てが勉強です。
あーっ、そうなんだと思うこと沢山あります。
ただ、レッスン中の曲の話には全くついていけません。
みんな頑張っていますねー、私も独学でがんばるぞー。