ギザの大ピラミッドが出来てから5千年だそうな。
この巨大なピラミッドには謎が幾つもあり、不思議と思える事も多々あります
最も大きなピラミッドは、一個辺り2.5トンにもなる石を高さ203段積み上げています。
石は230万個積み上げられています。
現在の石むき出しの階段状は、その上にかぶせた化粧石を取り除いた状態との事です。
真っ白な四角錐であったとされます。
大林組では現在の建築技術で同様の大ピラミッドを作った場合、、(
1978年時点)どれだけの期間と工費がかかるのかを
プロジェクトとして算出しました。
工期は5年、工費は1250億円と言う結果が出ています。
ブルドーザーなどを駆使してもこれだけかかります。
古代エジプト人の時代に相当すると、4兆円の工事だったとされます。
2.5トンの石を採石場から切り出し運搬する方法は、
運河を建造し船で運ぶという説が有力視されて来ました。
しかしピラミッドの場所において、どのように積み上げたのかは解明に至っていません。
斜面を形成しそこを転がして石を上げたのかも知れませんが、203段にもなるのです。
上部ほど狭くなり搬入積み上げが困難になります。
建造した斜面はどうなるのか、どのように撤去するのか疑問もあります。
手間と工期が増えるだけと推察されます。
当時は鉄のない世界です。 銅器で石を削ったとされますが、
1個当たりどれだけ時間がかかったかと言うこともあります。
石の面精度は、現在の建築家も驚く水準だそうです。
内部を見てみると、その石積みの奇麗さに驚きます。
グラインダも機械もない時代に、平面に削っており驚かされます。
どうして、このようなことが出来たのかです。
ピラミッドの建設に携わった人員は、2万人から3万人ぐらいとされています。
一つの石に必要な人員は数十人は必要でしょう。
230万個を、延べ2万~3万人で運ばなければいけません。
石切り場に1万人、運搬に1万人など役割を分担したと考えられます。
積み上げに40人から50人がひとチームで1個を運ぶとして、200チーム。
一度に石は、200個積み上げられたのかも知れません。
重労働ですから、交代でと言うことになると100個かも知れません。
1年に、多くて3万個ぐらいが積まれたと思います。
ですから、70年から80年はかかったのではないでしょうか。
王の間にある石棺は、10年位かかって削られたと考えられています。
サグラダファミリアは、150年近く経っても完成には至っていません。
万里の長城は2000年とも言われています。
長期にわたると立案した本人は他界してしまうので、
その目的と意義が問われることになります。 寿命の短い古代ですから、
建造に時間がかかるものを作らせるのは特別な意図があったのかも知れません。
大ピラミッドの完成を、王様は見ることがなく、建造は連綿と行われていきます。
ギザのピラミッドの配置は、オリオン座の三連星を意味しているとされます。
実際重ねるとピタリと重なります。
ナイル川は天の川とみなされていたようです。
大回廊。
王の間と石棺。
ギザのピラミッドとオリオン座と三連星。
重なります。
オリオン座と天の川。
大ピラミッド入口。
※ 画像はウイキペディア様及びネットより引用