フイルム時代は、手振れ補正もほとんどなく
仕上がりも現像待ちという、レトロな時代。しかして、デジタルカメラに装着した場合
写りはどうなのか?と疑問が湧きますね。でも、結果は期待以上でした。
曇天・逆光の難しい条件でしたが
難なくクリア。非常にクリアに写っています。
このあと300mm(450mm)までズーミングし写しましたが全くぶれていませんでした。
F7.1 1/160 75mm(112mm
新宿ドコモタワー。
雨が降ってきました。シャープに写っています。
上同様300mmでも写しましたが全くぶれていません。
F13 1/200 75mm(112mmm)
雨の中、暗い条件でしたが
ボデイ内手ぶれ補正のおかげでここまで写ります。
F5.6 1/30 150mm(225mm)
とっさのスナップでも
手ぶれとは無縁です。
F5.6 1/50 300mm(450mm)
自分でも手が震えているのが
解ります。
しかし、ボデイ内手ぶれ補正の威力は、このようなものです。
F5.6 1/320 300mm(450mm)
ホワイトバランスも申し分ありません。
画素の多さと、絞り開放のレンズの柔らかさが
このような優しい絵を造るのです。
F4.5 1/125 75mm(112mm)
小雨の中
咄嗟に構えてシャッターを押します。
手が揺れたのが解ります。
しかし、全くぶれていませんでした。
F5.6 1/30 160mm(240mm)
開放近くとは言え
パソコンで等倍表示をすると
揺ぎなき描写に震撼します。
これがミノルタのレンズ。
そしてソニーのカメラなのです。
F5.0 1/125 75mm(112mm)
絞り開放ですがシャープです。
このサイズでは、残念ながらデパートの
描写の克明さをお伝えできません。
F4.5 1/80 75mm(112mm)
強い光源の周りにはパープルフリンジが出ます。また倍率色収差も見られます。
しかし気になるレベルではありません。
デジタルのなかった時代のレンズでしょうから、14.2メガのボデイに装着しての画像は驚き以外の何物でもありません。このような重く大きいレンズをオートフォーカスでしかもスナップできるなんて正に夢のようです。
このシャープさは14.2メガのCCDによる恩恵が多大と思われます。また35mm換算で450mmは少しの手ぶれも見逃しません。手ぶれ補正も万能ではありませんから、しっかり構えて撮ることは守らなければなりません。
ミノルタ 75mm~300mmF4.5-5.6 の種類
1.1986年2月発売 11群13枚 絞り羽根枚数9枚 質量865グラム(当サイト使用の物)金属鏡筒
2..1994年4月発売 10群13枚 絞り羽根枚数7枚 質量525グラム
3..1998年6月発売 10群13枚 絞り羽根枚数7枚 質量490グラム
4..2001年7月発売 10群13枚 絞り羽根枚数7枚 質量460グラム(円形絞り)ADI調光対応
1のみ全長が約16センチであり他は約12センチと大幅に小型化されている。