小泉農林水産大臣が米の作況指数を廃止しました。
現状に合わないとのことです。
この現状に合わないことは、沢山あります。どの省庁でも存在します。
その理由は、言い方悪いですが「○○根性」にあるのではないかと思います。
公務員になる理由は数多あるようですが、使命感に燃えて公務員になる人もいれば
大昔によく言われた「でもしか先生」も存在するようです。 ご存知でしょうか?
他にいい仕事がないから、「先生にでもなるか」と言う揶揄と
どうせ頑張っても仕方がない「先生にしかなれない」と言う自責の言葉です。
共に安定した職を望むのに変わりはありません。
そう言う輩が、公務員になるとお先は真っ暗です。
過去数十年に渡り、公務員の数は減らされました。 多過ぎたのです。
それが、数が減らされて仕事が増えるようになると、潤滑に回らなくなって来ます。
農水省の米軽量ザルの目は1.7ミリが未だ基準だそうで、そんな目の細かいザルを使う所は
今どき存在しないのだそう。1.9から2.1mmと現状とは格段の差があります。
普通に使えない米が残るのが1.7mm。 現在の農家は1.9mmから2.1mm。
1割は優に超えています。 政府が700万トンと言うのは1.7mm。
つまり、この時点で70万トンから80万トンは減るのが正しい数字です。
実際は600万トン程度。その中から備蓄米に廻すのですから、実際は相当に
米は少ない。 それなのに、減反政策を懲りずに延々と続けて来たのです。
一子相伝じゃありませんが、従来をそのまま踏襲するのがお役所仕事の様に思えます。
元凶ですよね。
つくづく思うのだけれど、農水省も厚生労働省もデータ偏重。統計でしか物事を判断しません。現場主義では間違ってもありません。 そこに大きな乖離が生じます。
データは独り歩きしてしまう事があります。
何十年も出鱈目なデータを国民に開示してきたとすれば、これは問題でしょう。
しかして、小泉農林水産大臣はその辺りにかなり踏み込んでいます。
獅子身中の虫と言いますが、「でもしか役人」は国を滅ぼしかねません。
公務員数カットは良かったですが、意識までカットしてしまったきらいは否めません。
※個人の意見・感想です。くれぐれもお間違えの無いよう。