デジタルカメラの高画素化も進んでいますが、中心となる画素数は2400万画素台で
落ち着いたようです。
これには色々理由があって、高画素化が全てではないと理解されたことによります。
画素数が増えると、ファイル容量が格段と増えます。
デジタルはパソコンなしでは絵が出来ませんから、パソコンの負担は相当なものになります。今までの、所謂いつものパソコンではほぼ役に立たない状況になります。
2400万画素なら、何とかサクサクと編集なりが出来るのです。
風景写真なら致し方ありませんが、日常写真やスナップには本当に向きません。
高画素は無駄とも言えるでしょう。
2400万画素は多くもなく少なくもない、中庸な値なのです。
かつては600万画素の時代や、1000万画素の時代がありました。
1500万画素や1600万画素が比較的少ないのは、その差が分からないからに他なりません。
画素数を2400万画素クラスに落ち着かせることで、他の面でのグレードアップが容易に出来るようになります。 ですから以前のカメラと現在のカメラは画素数は同じでも、内容が格段にアップしています。画質も向上しています。
筆者の常用はD600ですから、2400万画素クラスです。D800Eも有りますが、全くと言っても良いほど使っていません。理由は前述のようなことによります。
現状はスナップがメインで高画素機を必要としないのです。
ただ、プリントするならば画素の差は歴然なので高画素機には敵いません。
下図はD100の2002年からD5の2016年までの、ニコンの機種と画素数を記したものです。
D800等高画素機を含む平均は凡そ1600万画素。D800等を除く平均は凡そ1450万画素です。14年間での平均が2000万画素には達していません。
カメラの画素数が2000万画素台になったのは2012年以降の4年間です。
ニコンは2018年本格派カメラに初めてミラーレス一眼を投入します。
4500万画素の高画素機も登場しましたが、基本は2400万画素台で変わりません。