Fレンズとは、従来の一眼レフに使われていたレンズのマウント型。
Zレンズとは、昨今のミラーレス一眼のレンズのマウント型。
ニコンはミラーレスに於いて他社より大幅に後れを取ってしまいました。
Zレンズも揃い、ようやくの感じです。
ただこのZレンズ、かなりお高いのです。
何故かと調べたら、レンズの構成やら材料が従来とはかなり違っています。
グレードアップしていると言っても過言ではありません。
従来のFマウントレンズも、マウントアダプターを介して使用が可能です。
何れも発売時期が古く、性能が心配かも知れませんが
それは杞憂かも知れません。ニコンの製品が長生きなのは、性能が良いから
なのである意味充分なのです。
レンズ設計は難しくて、性能を追うとレンズの枚数が増えます。高性能レンズを使用すると枚数は減らせますが価格(=コスト)が無茶苦茶高くなります。
明るいレンズは大きくなり、削るのに大変です。
実際の解像度はF4位が良いのですが、F1.2とF4では天と地ほどの違いが見えにあります。
価格(=コスト)も桁違いになります。
ニコンはレンズの構成図を公開していますが、これは企業秘密でも何でもありません。
公開しても真似が出来ないからに他なりません。むしろ技術の公開になるでしょう。
レンズは研磨が必須で、一に研磨二に研磨と言うぐらい研磨によりレンズの性能は違って
きます。天文台の大型レンズも同じです。
非球面レンズは昔はガラスだけでしたから、研磨も製造も大変でした。
プラスチックモールドの非球面レンズが開発され、低価格のレンズに採用されるようになりました。普及価格帯のレンズの性能が目に見えて向上したのです。
現在はズームレンズが普通ですが、収差の壁は取り除くことは出来ません。
糸巻と樽型の収差色収差の除去は難しく、妥協での産物であることは致し方ありません。
ゴミの混入も避けられません。
固定の単焦点レンズはそれらのリスクを限りなく減らすことが可能です。
しかし、何本もとっかえひっかえするのは大変でああり、屋外では難儀を極めます。
昨今ではレンズ内に手振れ補正レンズを組み込んだレンズもあります。
ただ基本はボデイに手振れ補正は組見込まれるべきで、昨今の機種では
ボデイ内補正がメインになりつつあります。無駄にレンズ枚数を増やしても良いことは何もありません。
良いレンズは高く重くなる。この概念は昔から不変です。
レンズにガラスを使う限り、軽くなることはありません。レンズを保護する鏡筒も
ある程度の頑丈さが要求されるので、軽くはなりません。
主なFマウントレンズとZマウントレンズ。
※資料はニコンイメージング様のホームページより引用しました。
Fマウントレンズ
35mmF1.4G 2010年 261,800円
50mmF1.8G 2011年 35,200円
70-200mmF2.8EDVR2 2009年 341,000円
14-24mmF2.8G 2007年 304,700円
24-85mmF3.5-4.5GVR 2012年 84,700円
24-120mmF4GEDVR 2010年 173,800円
Zマウントレンズ
35mmF1.2S 437,800円
50mmF1.8S 91,300円
70-200mmF2.8 VRS 350,900円
14-24mmF2.8S 348,700円
24-120mmF4S 154,000円