環境省資料より引用しました
1.令和5年度の野生鳥獣による全国の農作物被害は164億円(対前年度+8.0億円)、被害面積は4万1千ha(同+7千ha)、被害量は51万t(同+4万t)です。
2.主要な鳥獣種別の被害金額については、イノシシ(被害額36億円、対前年度▲0.1億円)等で減少する一方、シカ(同70億円、同+4.5億円)、クマ(同7億円、同+3.4億円)等の被害は増加しています。
何故こんなデータを言うかと言うと。
鳥獣愛好家は、これらの鳥獣がどれだけ甚大な被害をもたらしているか知らないからです。 1年間の被害金額が164億円なのですよ。 撃っちゃいけないとか殺しちゃ可哀そうとか、
そんなレベルじゃないのです。 鳥やシカやイノシシはハンターであれば撃てます。
クマはそうはいかないのです。 ハンターが襲われます。殺されます。
1年間の被害が164億円ですよ。 10年や20年、考えるだけでも嫌になりますね。
クマの場合は20年も経てば、何十人も人が死にます。何百人も負傷者が出ます。
こう言う現実は避けられないのです。
環境行政は、これらを阻止することは出来ません。 現実何も出来ていません。
この膨大な金額は自治体にて補填されるべきですが、聞いたことは有りません。
農家の泣き寝入りなのでしょう。
なお、これらの資料は農業従事者が自治体に届け出た被害金額であり
個人の農作物や家庭菜園の被害などは含まれません。
また、地域によりクマの被害がゼロの都府県もあり平等ではありません。
鳥獣は国の許可の元、駆除されます。
獣類
イノシ678,900頭 2020年(令和2年)
二ホンジカ674,800頭 2020年(令和2年)
クマ7,200頭 2020年(令和2年)
二ホンザル23,500頭 2018年
カモシカ500頭 2018年
鳥類
カワウ15,800羽 2018年
令和3年(2021年)から令和5年(2023年)は イノシシ・二ホンジカで124万から130万で推移。
令和4年度における生息数は
イノシシ58~105万頭(中央値78万頭)
ニホンジカ216~305万頭(中央値246万頭)
個体数を10年間で半減するように捕獲計画。
クマ1頭駆除でどうのこうの言うのが、どれほど愚かな事か知って頂く必要があります。
イノシシやシカだけでも数百万頭が国内を闊歩しています。
農作物の被害金額が莫大なのも理解できるかと思います。
駆除しても駆除しても1年も経てば増えますので、いたちごっこなのです。
これだけ駆除しても、164億円の被害が出るのです。
イノシシやシカは、まず襲ってきません。また木には登れない。塀や電気柵は超えられない。
クマは全く違う猛獣なのです。 死と対峙する必要に迫られます。
残念ながら、クマは6000頭とか7000頭しか駆除されません。
個体数を保護するのです(これが問題)。
駆除数の多くは指定管理鳥獣制度による害獣駆除であり、ハンターによる狩猟は
2割から3割程度です。クマは非常に少ないです。
※ 図表データは環境省のホームページより抜粋し必要部分のみ記載しています
※ 2023年は8月末までのデータ
※ 右端の生息数は個別に収集したデータです
※ 個人の意見です、お間違えの無いようお願いします。