デジタルとアナログの違いでもなく、フイルムを使うか否かでもなく
両者には決定的な違いが存在します。
デジタルカメラには、かつてあったフイルムの場所に撮像素子が鎮座しています。
固定されたまま、永久にその場を離れることはありません。
フイルムカメラはどうでしょうか?
フイルムカメラには裏蓋が普通は存在し、開けると素通しになります。
つまり、空の箱の様になります。(裏蓋のないカメラもありました。)
色々な電子部品もありますが、少ないものです。
見えるところに電子部品はありませんから、余計にがらんとした箱に感じてしまいます。
フイルムカメラはそれだけでは用を足さず、意味も成しません。
フイルムをカメラに装填してなんぼの世界なのです。
シヤッターを切って現像するのに、フイルムは全部を巻き戻さなければ現像に廻せません。 この作業はデジタルカメラでは、SDメモリーカードなどの媒体で賄います。
現像作業に廻すことについては、両者に格段の違いはありません。
1970年代や1980年代の金属カメラは、機械式時計の様に見ているだけでも楽しく時が過ぎていくような存在感がありました。残念ながら、デジタルカメラにはそのような感じは持てないように思えます。
普及型カメラとして1977年から2005年まで
28年間生産されたFM及びFEシリーズ。長い間写真学校の指定教材でした。
1977年発売 ニコンFM 57,000円 1981年まで生産された。
1978年発売 ニコンFE 69,000円 1983年まで生産された。
1982年発売 ニコンFM2 63,000円 2000年まで長く生産された。
2001年発売 FMシリーズの最終形ニコンFM3A 96,000円 2005年末まで生産された。
※ 画像はネットより引用しました。