これをはき違えると、生死にも関わります。
クマは餌に対して、物凄い執着心がある事は周知の事実でしょう。
餌を食べているときは、周りに人間がいても構わず食べ続けます。
この行動を、どうやら誤解している人が多いと感じています。
犬・猫・ライオン・クマを問わず、実は同じ行動をとります。
動物にとって、餌を得ると言う事は大変に重要なことで命に関わります。
ですから、先に手に入れたが勝ちなのです。 次は有りません。
基本横取りするという概念は無く、手に入れたら他の物は手を出さないのが普通です。
何故ならば、横取りは死を意味します。それ程に危険なのです。
ですから、食べている間は安全なのです。
クマから見れば、人間も同じクマに見えます。
犬や猫は人間界で飼いならされていますが、基本は変わりません。
飼い主と言えど、餌に手を突っ込むのは危険なのです。
餌にかぎっては信頼関係は無いと考えるべきでしょう。
クマがこの時期餌を求めて山を下りて来ても、クマにとっては餌を探しているだけに過ぎません。 山を追われたクマは、当然ながら人間界で見るもの全てが敵であり
かつまた餌になり得るものなのです。
執着心は本能ですから、取られない様にするしか方法は有りません。
クマにとっては歩くところ全てがテリトリーになりますから、人は排除します。
人間(=ほかのクマ)は餌を溜め込み自由に食べている、と理解しています。
奪い取る行動も侵入も徘徊も、極々普通の行動と理解しなければいけません。
嗅覚は異常に敏感ですから、匂いはクマを呼び寄せます。
麓に餌があるのなら、あえて冬眠する必要は有りません。
そう言うことを知ってしまったクマは、居座ろうとします。山より楽に餌が照に入る、これはクマに取って願ったりかなったりなのです。
そう言う生態系の変化は防ぐことは出来ません。 それが進化であり時代の流れなのです。
環境行政は、それを絶ち切るべきであったと思います。
大変な過ちを犯したのかも知れません。 もう手遅れの感は否めません。
我々人間は、牛を食いブタを食い鳥も食べています。
危険猛獣のクマが、人間同様に哺乳動物を食べるようになるのは決して可笑しなことではありません。近い将来、日常になる可能性は十分に有ります。
牛やブタやニワトリと違うのは、強靭な腕と強靭な爪の手がある事です。
対話も協定も出来ない間柄ですから、あるのは絶滅へのお手伝いでしょう。
人類が安寧であるためには、致し方ありません。
※ 個人の意見です、お間違えの無いようお願いします。