世間には良く知らないことが多い。 大館市についても、誤解があるかも知れません。
秋田県のクマ人身被害は44名(10/22)。大館市は県内最多の7名(10/22)。
クマ出没は秋田県で7633件(10/23)。 大館市で925件(10/22)。
人身事故が起こったのは8/4~10/16。
8月4日からの出没と人身被害を重ねてみます。
検証は、粕田村西の案件と雪沢大明神の案件です。 直線(山越えでは数十キロ)で凡そ
8キロ。 クマの行動範囲を超えています。
8月4日から10月16日 人身被害のあった時期の出没件数です。498件。
1月1日から10月23日 10月23日までの出没件数です。925件。
出没には地域がありおおよそ7つのグループに分けられます。
数が増えても偏りはなく、クマは他区域に移動していないことが分かります。
地域としては、長走・釈迦内・花岡・新井田・雪沢・茂内・比内・十二所・早口・下川沿
筆者宅は雪沢までは数キロの地点にあります。そこから市役所までは数キロ。
クマが川沿いを移動すれば、市役所方向に行きます。
粕田村西から雪沢大明神に行くには山をいくつも超えなければならず、畑が目的であればそこまで移動することもないと考えます。雪沢地区は田んぼは多いが人口が少なく、畑は非常に少ないのです。研究によると、クマの行動範囲は70平方キロ程度とされます。
以上の事から行動範囲内ではありますが、
粕田村西の案件と、雪沢大明神の案件は別件である可能性があります。クマは同一地域で徘徊を繰り返していると推測されます。
以下は2025年人身被害発生地7か所。
1.長走長走 8月12日
2.粕田村西 9月7日
3.山田字山田 10月16日
4.川口鳴滝台 9月23日
5.川口字上川口 10月8日
6.雪沢大明神 9月10日
7.比内町八木橋 8月4日
※ 個人の意見です、お間違えの無いようお願いします。
クマの生息数が少ない場合は同一個体の可能性もありますが、当地域では相当数のクマが生息していると推測されます。秋田県全体の生息数は、4000頭を超えているとされます。
当地区は例年秋田県第一から第二の出没数となっており、当然ながら生息数も多いと考えられます。1割でも400頭、2割ならば800頭が居る勘定です。
クマは山を食い荒らしますから、クマの個体が減らない限り山を下りて麓に現れる可能性は増します。
クマは食い荒らすだけでなく枝も折ります。その乱暴な行為が翌年以降の実の付きを妨げます。普通に数年は実がつかない可能性は否定できません。
※ 地図及びデータはグーグルアース及び秋田クマダスより引用しました。