今日から新し猟銃による駆除が施行されました。
これにより、市街地での猟銃による駆除が可能になりました。
北海道砂川市では、この6年間猟銃による駆除は行われていません。
箱罠による駆除のみです。(2025年8月現在のクマ出没数は94件)
その理由は、2018年の事件でした。
以下は毎日新聞の記事より引用。
きっかけは2018年8月に砂川市の要請を受けた猟師の池上治男さん(76)が警察官も居合わせた中でヒグマ1頭を駆除した際の発砲方法を問われ、道公安委員会に猟銃所持の許可を取り消されたことだった。 池上さんは取り消しを求めて道を提訴し、1審は勝訴した。だが、2審の札幌高裁判決は「弾が周辺の建物に到達する恐れがあった」などと判断。逆転敗訴した池上さんは上告し、再び猟銃を手にするめどは立っていない。 事態を受け、道猟友会砂川支部は市に対し発砲によるヒグマの駆除を拒否。ただし、箱わなで捕獲された時のみ、銃を使った駆除を引き受けている。 同支部の岩谷繁さん(73)は「ヒグマを撃つには高い技術が必須でハンターのごく一部しかできない。行政にはしごを外されるリスクがあるなら、誰も駆除に協力できない」と話す。
この事案だけではなく、奈井江町駆除費用問題など猟友会と市町村との対立は存在します。
今回北海道猟友会は、発砲は猟友会個人で判断できると通達しました。
駆除の依頼を断っても良いとしたのです。
国は市街地の発砲を認めたものの、銃弾による建物の損傷や人的被害などは
自治体が補償すると責任を放棄しました。
人命は守りたいが、猟友会会員に十分な補償等がなされないと出来ないとしたわけです。
環境行政への、猟友会の反発といっても過言ではないでしょう。
この市街地クマ緊急銃猟改正法(鳥獣管理法改正)施行を受けて、岩手県は対策を検討。
秋田県は100万円を対策関係に。
他県も検討会を開催。訓練会も開催。
※ 個人の意見です、お間違えの無いようお願いします。