オーディオで一番叩かれるものは何かというと、恐らくはコード・ケーブルの類かも知れません。
    
    アンプやCDプレーヤーはもとより、電気製品にあまた必要なのは配線ですね。 基盤と言うのがあって、配線は基板上の銅板と言うのもありますし
    
    基盤と基盤を繋ぐケーブルもあまたあります。 オーディオで言うRCAケーブルやスピーカーケーブルは、いわゆるユーザーサイドの物。
    
    前者はメーカーサイドの物です。 メーカーサイドの物は、当然交換変更は出来ません。 RCAケーブルやスピーカーケーブルは、ユーザーにも
    
    選択肢はあります・・・。  
    
    
    巷に蔓延するケーブル論議・・・面白いですね。 ケーブルで音が変わらないと言う人たちは、こぞって数値と
    
    測定それに計算で差のないことを主張します。 まず、計測・計算ありきなのですね(^^♪。 笑えます。
    
    
    細いスピーカーの抵抗値だとか、単線うんぬん撚線うんぬん・・・凄いですねえ。 方程式とか計算値まで出す人が続出しまくりです。
    
    でも・・・、そこまでして違わないと言う訳は何?  そんなのどれだけ大事
    か???って読ませてもらったりします。
    
    
    そういう人は、ご自分でアンプなり設計されたりして実際に制作されてる人が多いですね。  さもありなん・・・。
    
    いやいや、実際のところ測定器がなければ、何も立ち上がらないのですよ本当に・・・。測定器さまさま、特性さまさまなのですよ・・・。
    
    世の中の大概の物は、数値で制御されます。 博物館にある莫大な真空管を使ったコンピューターが、チップに勝るなんて誰も思わないですよ。
    
    理論から言えば、アンプの大部分はチップ化できますね、実際そんなのはミニコンポなりAVアンプなりテレビになってますよね。
    
    
    でも、本格オーディオがそうならないのは何故でしょう(^^♪。何故でしょう。  43センチ幅の重いケースの中にワンチップ、5センチの基盤
    
    でもイーじゃないですか。 理屈からいやいや結果から言えば、電源だってどうにでもなります。
    
    でも、どーしてそうならないのでしょう(^^♪。
    
    
    ピアノの話し、しましょう。 たとえるに、基本は楽譜。 一人で弾いても千人が弾いても、楽譜は同じ。
    
    弾く人により全て音が違うのに、楽譜は全然変わらないのです。 楽譜(測定器)見てても全く変わらないのです。
    
    つまり、
    
    測定器では測れないものが、まだまだあるのですね。 いや・・・測定器遅れてます本当に。
    
    だから、単機能の測定器では結果はみな同じに出るのですよ。  ケーブルで音が変わらないという人は、
    
    かつて、ずーうっと前にCD以上の物はいらないって言ってた人たちと似ています。
    
    どうせ人の耳には20Hzから20000Hzまでしか聞こえないのだから、それ以下はすとんと切ればよいって言ってたのね・・・。
    
    それで、色々テストしたりしましたね、20000Hz以上の音入れたりして、
    ほら分からないじゃないかって・・・。
    
    大方がそうで・・・所が違いが分かる人が出ちゃったのですよ。  色々テストすると、聞こえる人は一定の割合でいるという事が
    
    分かったらしいのですね・・・。 それで、帯域を伸ばす方向に舵を切ったのです(^^♪。 相当もめましたよ。
    
    帯域を伸ばすという事は、製品のレベルを上げることなのでメーカーは困ったと思います・・・。 聞こえない所のノイズまで下げなくては
    
    いけないのです。 超高域や超低域をカットしていたアンプもありましたね。
    
    
    最近、スピーカーも変更がありました。 可聴域をを遥かに超えるところに高域共振をもっていかないと、聞こえるというか分かる・・・。
    
    つまり音が違って聞こえる、という事に気が付いたのです。 音は耳だけで聞いているわけではないのですね。
    
    
    あと音なんですが、波長の事言う人多いですね。 
    なるほど波長は数値化できるから(^^♪。 でも意味ないですよ。
    
    スピーカーのリニアフェイズなんて大昔の理論ですね(^^♪。 スピーカーですらそうなんで、波長云々は終わった話です。
    
    部屋は各人全て違うので、オーディオ全盛期から50年以上たって言ったところで、
    何も意味ないです。
    
    あははは、頭動かすと音がぶれますよ・・・頭の位置を変えればよいだけですよ(^^♪。
    
    
    むかしむかし、トランジスタアンプが出たころは、喧々諤々でしたね。 アンプもラジオもテープレコーダーも全てが真空管の時代だったから。
    
    皆さん声を揃えて、トランジスタアンプは音が冷たいって言ってたのですよ。 
    私なんか凄く興味深々でしたね。
    
    だって。真空管はやけどしますから。 切れるし・・・。  憧れでしたよソニーは・・・。
    
    それこそ真空管とトランジスタアンプは明白ですよ。 測定器に違いが出てますから。 これは見えるレベルなんです。
    
    
    真空管アンプのレベルだと、電気特性が目に見えるのですね。 
    それ以外の物は数値では測れないのです(^^♪。
    
    
    30万円のアンプを買っても3万円のアンプを買っても、
    付属するコードは大差ないですね。
    
    だから、1メートル200円の電源ケーブルをスピーカーケーブルとして使っても
    何ら問題はないのですね。
    
    問題はないけど、
    問題なのはケーブルによって音が違ってくるという事なのですよ。
    
    
    えっ? やっぱ違わないって?