NHKの報道によりますと、
秋田県の鈴木知事は、防衛省に出向き自衛隊派遣を要請するとのこと。
県と市町村での対応の限界をを超えており、住民は疲弊していると発言。
インスタグラムでも訴え、
訪問するために調整していると述べた。
新内閣が始動したこのタイミングで防衛省に要望する。
以下は知事のインスタグラム。
県内全域でクマによる人身被害が続き、きわめて深刻な状況となっております。
残念ながら東成瀬村では尊い命が失われてしまいました。亡くなられた方とご遺族に心からお悔やみを申し上げますとともに、被害にあわれた全ての皆様にお見舞い申し上げます。
現在、不足している箱わなの追加調達や通学路安全確保等へのクマよけスプレー配備など行っております。しかし状況はもはや県と市町村のみで対応できる範囲を超えており、現場の疲弊も限界を迎えつつあるため、新内閣が始動した今のタイミングで防衛省に要望を行うことに決めました。
先述したとおり、クマ駆除のための自衛隊出動を明確に想定した法令は存在しないので、通常の災害派遣のように簡単にはいきません。トランプ大統領の訪日と重なる厳しい日程ではありますが、週明け早々にも防衛省を訪問し、自衛隊派遣の検討を要望すべく調整しております。
県民の皆様には引き続きご不安な毎日となってしまいますが、どうかご注意のほどよろしくお願いいたします。
自衛隊の派遣を是非とも実現し、他県への先鞭となることを望みます。
クマ被害は、災害被害と同等な災害と認識しています。
係る実情を小泉防衛大臣に訴えて、実現をして頂くようにお願いします。
この報道は、クマ居ない県の佐賀県の佐賀新聞でも取り上げられました。
報道に感謝いたします。
10月27日、一部報道によりますと、
自衛隊は要請を受ける方向で調整していることがわかりました。 具体的にはクマが人里に来ないための対策のほか、捕獲したクマや必要な物資、住民を含めた輸送、情報収集などの実施を中心に省内での調整が進められているとのことです。一方でクマの銃撃は含まれないとみられます。
(※日テレNEWSより引用)
自衛隊によるクマ駆除を望む人は多いと思います。
今回は駆除のない、災害派遣になると思われます。
クマ箱罠の見回りや解体等、猟友会や行政でで行ってる人員は限界なので
資格の不要な自衛隊に後方支援と言う形で派遣をしてもらうとのこと。
何はともあれ、半歩前進でしょうか。
個体数削減の為の、クマの駆除がされないのは残念。クマ駆除とすると法的なものも無く、クマ駆除のための法整備も必要で駆除なしの派遣は致し方ないと思います。
今後の課題になるのでしょうか。是非とも実現をお願いしたい。
しかし、派遣は可能でも駆除となると現実は難しい。
法律は兎も角、自衛隊員はクマを撃ったことはないのが普通。
自衛隊の銃は戦争用で、クマを駆除するようには向いていない。
相当な覚悟と検討がなければ、派遣は可能でも駆除には至らない。
緊急銃猟ですら、思うように進まない事実があります。
ただ後方支援でも、秋田県は必要としているのは違いがありません。
秋田県は2023年のクマ人身被害70名に迫りつつあります。54名になっています。
出没件数は3倍にもなろうとしています。8400件を超えています。
東成瀬村の事件は、悲鳴を聞き助けに入った38歳の男性が死亡しました。
このような悲惨な被害はは絶対に防がなければいけません。
被害者は、日常の仕事中に襲われているのです。
クマ許すまじです。
秋田県クマ人身被害2023-2025(10/26) 135名 死亡2名
全国クマ人身被害2023-225(10/26) 487名 死亡19名
28日の報道によりますと、
小泉防衛大臣は次のようにコメントしました。
「自衛隊は何でも屋ではない」とも述べ、通常の国防や訓練などに支障がない範囲で対応すべきだとの意向を示した。
「私自身、電話で鈴木知事ともすでにお話をしている。有害鳥獣対策については、防衛省自衛隊はこれまでも地方自治体からの協力要請に基づき任務遂行上支障のない範囲で必要な協力を行っており、具体的には自衛隊法第百条に基づいて、捕獲した鳥獣の輸送支援を実施したなどの実績がある」
特に秋田県の状況を見てみれば間違いなく、県民の皆さんの命が失われている。そして、平和な暮らしも今脅かされているのは間違いない。この状況の中で自治体・知事の要請に基づく中で、何ができるかを考えることは、私は当然のことではないかと思う。鈴木知事は自衛隊の元隊員でもある。今回、私もお話をさせていただく中で、自衛隊は何でも屋ではありませんから、やはり本来業務が、いざ万が一の時に備えて、訓練なども含めて練度を高めておくことが最重要であること、国防が最も重要なことであることはご理解された」と強調した。
「知事からも駆除を自衛隊にやって欲しいということではなく、駆除に伴う負担が相当現場の疲弊につながっていることを踏まえ、やむにやまれず自衛隊にという思いだと伺っているので、今日はこの後、具体的に思いも含めてお伺いをしながら、担当間で詰めて、そして迅速にできることから始めるというのが私の基本的な思いだ」と、自衛隊による対応を検討する方針を示した。
(※FNNプライムオンラインより引用)
実にその通り。
自衛隊は何でも屋ではないのも、その通りです。
しかし、何でも出来るのは自衛隊しかいないのも
事実です。
法整備がなされて、クマ駆除が進むことがあるならば
自衛隊の出動は二度とありません。
※ 個人の意見です、お間違えの無いようお願いします。