昨年はCP+に行った。ソニーの中級機種の発表を期待して行ったのだ。
    
    2010年中に発売と言いながら、発売されたのは他の二機種だけ。それでもまあまあ当たったので、ソニーとしては良いかもしれない。
    しかして、中級機は発売されずまあ大嘘こいたことになる。ソニーファンの落胆はは計り知れないだろう。
    
    体調が悪く、今年は行かれなかった。
    他のレポートを見ていたら、やはり昨年見たモックが展示されていたらしい。スケルトンもある。どうやら、今年は発売されるようだ。
    昨年と同じかと思っていたら、少し違うことに気が付いた。
    見た目は昨年展示のモックと同じに見えるが、よくよく見ると違うのだ。
    
    これは、
    新たに型を起こしているのだ。
    大きさも、左右のバランスも、ラインも違う。明らかに造りこみが違うのだ。
    どうやら防塵防滴仕様にも見える。
    少し絞ったのかも知れない。理解に苦しむのは液晶パネルの出っ張り。何を意味するのだろうか。
    また、モックとスケルトンではボタンの数が違う。これも解らない点だ。
    グリップセンサーの位置は、元に戻ったようである。
    
    外装は明らかにわかる金属製、恐らくマグネシウム合金であろう。
    残念なのは、APS-Cであること。今さら1620万画素ということもないだろうが・・・。
    この一年、恐らく試行錯誤していたのではないであろうか。
    
    このモックを見て少しは安心した。ソニーはやる気である。
    ソニーの中級機に欠けているもの、
    それにソニーは気がついたようである。
    
    中級機は実に難しい位置付けになる。それは各社とも立場は変らない。
    中級機が評価されなければ、カメラは廃業だろう。いや、冗談じゃなくて。
    
    コンパクトカメラがどんなに高性能になっても、一眼やら新機軸のカメラが台頭してきても
    中級機のポジションはなくなることはない。
    それに気が付くこと。それがとても大事なことなのだ。
    
    頭でっかちはだめである。あまた先輩のカメラを尋ねて、その拘りに酔いしれること。
    それをしなければ、
    本当のカメラは造れない。
    
    下手なプリントは潔く剥がそう。
    シンプルに、そうシンプルに。
    カメラが大切な道具になるように、おまじないを掛けてみよう。
    
    がんばれ、ソニー!。
    手を抜くな。
    最高の道具を造れ!。