あはははは。またわしじゃわい。
    
    今回もレンズのお写真じゃ。
    
    35-70mmF3.5が分解状態にあるのでついに購入と相成ったのじゃ。
    まあ、今度は広角25mmからの二倍ズームなのじゃ。
    
    一枚目
    まあ、見ての通り35-70mmよりは少しだけ長い。他はほとんど変らない。
    さすがに古いレンズなのでかなりくたびれている。当時は買えなくても、ながーい年月が経てば買えるようにもなる。
    論理じゃのう。
    このレンズは回転式でしかも全長が変化しない。35-70mmF3.5は最短撮影距離が1.5mだったがこれは60cmと短い。
    25mmからとまさに報道関係にピッタリの優れものだったとか。
    なるほどのう感心するばかりじゃのう。
二枚目
550グラム。まあま重めです。
    何が良いってアナタ。このレンズの丸みですよ丸み。
    個人的にはどんなに口径が大きくても、フラットなのは好きくない。このレンズの張り出しと奥のカーブ面がとても気に入っておるのじゃよ。
    まあレンズってものは、カーブがきつくなればなるほど価格が高くなる。なーぜか。
    ガラスは削るにせよ型に入れておっぺすにせよ、曲がりがきついほど大変なんよ。
    だもんで、出来上がったおレンズ様はどーだとばかりに威張るのだね。ちがったかあはははは。
    
    昔のレンズってキャップはメタル製が結構多かった。これもそう。レンズが痛まないんだよね。
    
    あのね。
    
    昔のニコンのレンズは「25~50」のように「~」表記となっておるのじゃ。知ってた?
    わりとあたらしめのレンズは「28-70」のような表記。棒ですな棒。波じゃないんですなあ。
    じつは、エングレーブはそうなのですなあ昔の。プリントになってからは皆ボーですよ、棒。
    廉価判のAi35-70mmF3.5-4.8も35~70、3.5~4.8なんですなあ。
    
    じつは「~」はからを表す。「-」はからを表すわけではないのです。「-」はつなぎ文字なんじゃわい。。
    つまり「Zoom-NIKKOR」となる。「Zoom」と「NIKKOR」の違う文字列をつないでいるのじゃ。
    「NIKKOR」は固有名詞で商標、だから大文字記載。最近は小文字も存在しておる。「Zoom」は違いますなあ、それで「-」棒でつなぐ。
    同じならボーはいらんのじゃ。
    レンズをエングレーブした人はしっかり使い分けしていたのですなあ。偉い。
    
    昨今はいづれも「~」も「-」も混同されている。これは情けなくも感じるのですなあ。