はい、そうです。 電源を取る以上一番の大事な所はトランスとコンデンサですね。
    
    これは流れる最大の容量で決まってきます。 従って、出力が小さければそれらは当然のごとくに小さいのが、普通です。
    
    大出力ほど大きなトランスとコンデンサが必須になってきます。 ここまでは理屈なのですが、理屈通りにいかないのがオーディオなのです。
    
    例えはおかしいですが、1キロ先まで行くのに軽でも大排気量のベンツでも、着くのは同じです。
    
    よーいドンならば明らかに差が出ますね・・・。 時間軸が同じならどうでしょう、同じ時間にフィニッシュしたら同じでしょうか・・・。
    
    測定器に出る数値は、5万円のアンプも100万円も大差ないです、というか同じです(>_<)。
    
    でも音は違って聞こえるはずです。 それには色々な理由があって、測定器はある意味単一なのです・・・(+_+)。バカとは言わない。
    
    ですから、メーカーでは必ず人間が試聴をします・・・。 そこで色々弄るわけですね。 何を変えても音に出るという事を。メーカーの
    
    技術者は知っっています。 そして「素」の数値も知っています・・・。 かつてのオーディオの黄金期は、過渡期でもありました。
    
    測定器も当時のレベルで、コンピューターもなかった時代です。 図面による設計のカット&トライの世界であったのです。
    
    さらに問題なのは、スピーカーが非常に遅れていたのです(>_<)。 レファレンススピーカーが、現在のようなものではありませんでした。
    
    しかして、オーディオの黄金期にはそのスピーカーも飛躍的に向上しました。
    
    先に述べたように、オーディオはトランスとコンデンサですから、そのトランスやコンデンサに力を入れたメーカーが存在しました。
    
    今は無き山水電気です・・・。 トランスのメーカーでしたが、アンプも非常に人気を博しました。重量級の製品が多かったですね。
    
    当時は影が薄かったですが、日本コロムビア(現DENON)も重量級の製品でした。
    
    重量級だとどうしても材料に経費がかさみます。 ですから、出来るだけ軽く作ろうと言うメーカーもありました。
    
    重いトランスを無くした電源を考えたメーカーもありました。  オーディオの黄金期が終わり、減衰期になりますと部品はチップになり
    
    益々製品は軽量化に向かっていきました。 アンプの構成部品で重いのはトランスとシャーシが最たるものですね。
    
    現在発売中のDENON PMA1600NEは、重量が17.キロ以上あります。 このアンプはエントリー機とも言えますが、この重量です。
    ソニー  TA-FA777ES 1999年 200,000円
    重量23キログラム 
 
    
 
    
    Accuphase E-530  2002年 500,000円
    重量25キログラム 
    ※ ここまで画像は「オーディオの足跡」様のホームページより引用
 
    
    DENON PMA-SX1    580,000円(現行品)
重量30.4キログラム  画像はDENON様のホームページより引用
 
    
 
    
    サンスイ AU-07 アニバーサリーモデル 1996年  450,000円
重量34キログラム
 
    
 
    
    私の現用アンプはDENON PMA-SA11 2005年発売 (生産終了品)です。
発売時価格 360.000円 重量29キログラム
 
    
 
    
    後継機 PMA-SX11 2015年発売 380,000円
    重量27.4キログラム
 
    
 
    
現在使用のDENONアンプ。
10年以上も前の設計・・・。10年間製造されたPMA-SA11・・・。
後継機は非常に似た部分がある・・・。 無駄を排除し音質はグレードアップ
した模様・・・。
10年間もモデルチェンジしなかったというのも凄い・・・。 しかし、買い替えについて
は、カメラのニコンD800EがD850になったようなもので微妙に難しいものがあります。