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    独学ということは先生に付かないということですね。 
    つまり、付かないだけで師と仰ぐ人はたくさん存在します。
    
    まずは、ネットでの情報。 そしてYouTubeでの演奏。 
    当然ながら楽譜も揃えます。 独学なので、順序は構いません、いわゆる順不同です。
    
    独学は対面授業ではありませんから、相反する状況に陥ることがあります。 
    つまりジレンマを感じるのです。
    
    
    ①ピアノは止まってはいけない。 間違っても演奏を止めない・戻らない。
    
    ②間違えたら最初から引き直さない。
    
    ③鍵盤を見ないで、楽譜だけを見て演奏する。
    
    ④教本を使用し、指の練習を欠かさない。
    
    ⑤楽譜通りに弾く。
    
    
    など、沢山あります。 これらは全てジレンマになります( ゚Д゚)。
    
    
    練習は間違えて当たり前で、間違えないのなら練習は必要ありません。
    下手だから止まってしまうのです。
    
    そのままやると、必ず同じところで躓きます。 
いったん止めて繰り返すしかないと思います。
つまり、止まるのは決定的なミスなのでそういう状態で流れに乗る(誤魔化す)
というのは感心しません。 人生と同様流していいものは何もありません。
    
    
    止まっていけないのは、誰かが聞いているからで、
    そういう場にいるからで主催者都合、先生の都合という事になります。
    
    ソロならともかく、他の人との合奏の場合迷惑がかかるからという理由によりますね。
    それはおかしいです。
    
    間違うような人を発表会に出したり(出たり)、
合奏するのは選択が間違っていると思います。
    
    
    ところが、練習では最初に戻らずに間違えたところだけ
練習するように言われるようですね。
    私もそのパターンです、そこだけやります。
    
    そんなこんなで、発表会なり合同演奏、どだい無理があります。 
    人様の前で弾くという無謀は勧めてはいけないのでは・・・?。
    
    
    私の嫌いな「初見」、鍵盤を見てはダメ、楽譜を見て弾く・・・( ゚Д゚)。 
    なんだかなあ。 だからまちがえるのだよ。
    
    鍵盤を穴のあくほど見つめて、初めてピアノが分かってくる気がします。 
鍵盤を見ないなんて失礼な話じゃありませんか?。
    
    
    薄っぺらな楽譜なんてただの紙、あんちょこ(解答書)以外の何物でもありませんよね。
    ピアノって人の手が関わった大変な楽器じゃないですか。
    
    ピアノと対話しなくてどーすると言いたいです(^^♪。 
足元がおぼつかないという言葉がありますね。
手元はピアノにとって足元なんだと思います。
    
    鍵盤を見て見て見て見まくって、そのずーっとずーっと先に暗譜があると考えます。 
    初見ありきじゃないと思います。
    
    
    教本は大変なあんちょこ。 強制的にやることで少しづつ覚えていく、
    だから欠かせない。だから進められる。そうしないと進まない。
    
    でも、仕上げにリミットなんてあるのがおかしい。 
一曲1か月でも10年でも、全く困らない。
    出来ない生徒は先生の指導力が問われる・・・(>_<)。
    
    これって学校と同じ。 
決まっただけ通わないと進学できない・・・、そんな社会のセオリー。
    予習や復習、ピアノが勉強になるっていうのもおかしい。
    
    私は一応教本は持っていて、チラッと目を通して全くやらない。
だってつまらないもの。 自分にとってはいらないなと。
    
    楽曲の中に全てがあるのだから、楽をしようとは思わないのです。 
    人生と同じ、楽をするとしっぺい返しが必ず来ますから・・・(>_<)。
    
    
    楽譜通りに弾く・・・( ゚Д゚)。 ありえません。 
だってさ、あんちょこなんですよお。
楽譜通りに弾いたって作曲家の意図は全く分からないです。
    
    
    取り敢えず音を拾って、それからですね。 
楽譜通りに弾くってはじめの一歩でしかありません。
どんな音が出るのか、それがとても大事だと思います。
鍵盤と感情はとっても太い線で繋がれています。
どんな些細な感情もピアノは見逃しません。
    自分の感情がフィードバックされます。
    
    メトロノーム使うのは無理やり感情を抑えることになります。 
    4分で終わろうが5分で終わろうが全く関係ありません、どれだけ感情が出たかですね。
    
    人間って、実はコンピューターより正確なんです。 
ほとんどの人はそれを知りません。
意識してそうならないようにコントロールされているんですね。
    
    
    正確が度を過ぎると困ることを知っているのです、だから抑制されます。 
♪82とか♪62とか出されると、混乱します。
    なんだよーって思うのです。
    
    あはは、だもんでメトロノーム持ってません。 
    でも、買うかもしれません(飾ります)。
    
    
    オーディオにせよ写真にせよパソコンにせよ、
全て独学でやってきましたのでジレンマに陥るのです。
取り敢えずは人様の意見を実践します。
    
    
    いや、実践しようとします・・・。 
そこで、ちょっと違うんじゃないかなと思うわけです(*^^*)。
    これは非常に効率が悪いです。
    
    私が全ての楽譜にカナ振りをするのは、時間が惜しいからです。
一気に譜読みをしてしまって、
楽譜を山と積み上げて置きいつでも弾けるようにするのです。
    若い人と違い、残された時間はそんなには多くありませんからね・・・(^^♪。
    
    
    独学は先生に付かないけど、毎日が勉強の日々には違いがありません。 
    そして、毎日新たな発見があります。
    
    それは積み木を一個一個積み上げていくような、気の遠くなるような作業です。 
    そんな面倒なことでも(いやいや)やるのは、
    
    そこにピアノがあるからです(電子だけど)。 
    途中で放り投げるなんて申し訳なくてできません(T_T)。