古里は、遠く離れた田舎町。
白鳥が、翼を休めて集う町。
河のほとりに群れる町。
遠く離れて想うのは、ひとり残した母の顔。
不幸息子の胸が病む。
ふるさとは、想いでだけの遠い町。
甘く切ない、夢の町。
河の流れも山々も、ついに変わることが無い。
風のそよぎも木々の葉も、ついに変わることが無い。
青い稲穂が実るころ。
私は町を想いだす。 老いた母を想いだす。
不幸息子の目に涙。
古里は、山と河との田舎町。
しらとりが、羽を休めに集う町。
古里は、遠い遠い田舎町。
白鳥が、翼を休めて集う町。
私の父の眠る町