走り続けて来た道・・・。
ドアを開けると、むせ返るような熱気が
まとわりついてきます。
立ち並ぶ家並みのかなたから、押し寄せるように
灰色の雲が流れてきます。
ぽつり、ぽつり・・・と。
やがて、激しく・・・。 雨が窓を叩きだしました。
いつになったら止むのだろうか・・・。
雨のしぶきを見つめながら、
しばし、ものを想います。
ぽつり、ぽつり・・・と雨が消え、
眩しい空が戻ってきます。
車を止めて振り返れば、灰色の雲に
大きな虹が弧を描いています・・・。
ああ、あなたは、
こんな素晴らしい友達を道ずれに、
旅をしていたんですね。
私の廻りを洗い流して、
今度は、誰のもとへ行くのでしょうか・・・。
疲れた私を見たならば・・・。
泣いてる私に気ずいたら・・・。
また友達を引き連れて、
涙を洗いに来てくださいね。